歯石はなぜできる?放置すると起こるリスクと定期健診の重要性
毎日歯を磨いているのに、「歯石がついていますね」と言われたことはありませんか。
じつは、歯石はどれだけ丁寧に磨いていても、時間の経過とともにできてしまうものです。
そして、歯石を放置すると歯周病が進行する原因になります。
今回は、歯石ができる仕組みと、そのリスク、そして定期健診の大切さについてわかりやすく解説いたします。
歯石はなぜできるのか
結論から申し上げますと、歯垢が硬くなったものが歯石です。
歯垢は細菌のかたまりで、歯磨きで落とせます。
しかし、磨き残しがあると、唾液中のカルシウムなどと結びついて約2~3日で硬くなり、歯石へと変化します。
歯石はなぜ問題なのか
歯石そのものがむし歯をつくるわけではありません。
問題なのは、歯石の表面がざらざらしていることです。
ざらざらした面には歯垢がさらに付着しやすくなります。
その結果、歯周病菌が増殖しやすい環境が整ってしまいます。
歯石を放置するとどうなる?
歯石をそのままにしておくと、歯周病が徐々に進行します。
歯周病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。
気づかないうちに歯ぐきの炎症が進み、やがて顎の骨にまで影響を及ぼすことがあります。
歯ぐきからの出血
歯磨きのときに出血するのは、歯ぐきに炎症が起きているサインです。
歯石が歯ぐきの中に入り込むと、炎症が慢性化してしまいます。
口臭の悪化
歯周病菌が増えると、独特のにおいを発することがあります。
口臭の原因が歯石や歯周病にあるケースも少なくありません。
歯がぐらつく
進行すると、歯を支える骨が溶かされ、歯がぐらぐらしてきます。
最終的には歯を失うこともあります。
歯石は自分で取れる?
結論として、歯石は歯ブラシでは除去できません。
市販の器具で無理に取ろうとすると、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。
安全に除去するためには、歯科医院での専門的な処置が必要です。
定期健診が歯周病予防につながる理由
歯石は定期的に除去することで、歯周病の進行を防ぐことができます。
定期健診では、歯石除去だけでなく、むし歯や歯周病の早期発見も可能です。
早期に対応することで、治療の負担を軽減できます。
一般的には3~4ヵ月に1回程度の受診が目安です。
Q&A よくあるご質問
Q. 歯石はどのくらいの頻度で取るべきですか?
A. お口の状態によって異なりますが、3~4ヵ月ごとの定期健診での除去をおすすめしています。
Q. 歯石除去は痛いですか?
A. 炎症が強い場合は刺激を感じることがありますが、多くの場合は問題なく受けていただけます。
不安がある場合は遠慮なくお知らせください。
Q. 子どもにも歯石はつきますか?
A. はい、つくことがあります。
お子さまの場合も、定期健診でチェックすることが大切です。
まとめ
歯石は自然に取れることはありません。
しかし、定期健診で適切に管理することで、歯周病は予防できます。
当院では、患者さまお一人お一人のお口の状態に合わせた予防・クリーニングを行っています。
歯石除去だけでなく、日々のセルフケアのアドバイスも丁寧にお伝えしています。
「痛くなってから」ではなく、「痛くならないために通う」。
その習慣づくりを、当院がしっかりサポートいたします。
お口の健康を守る第一歩として、ぜひ定期健診をご活用ください。